田舎暮らしのスィンカ

晴れの日は自然と戯れ雨の日は堂々と引きこもり

(男の)経済力が無いから結婚できないというのは嘘

少なくとも田舎では、男の経済力とは本人の努力でどうこうできるものじゃない。

経済力は確かに重要だが、それは本人だけではなく、親の経済力も関係する。教育費をかけられたとかそういう話ではない。

 

イケメンは嫁の実家に住む

これは田舎ではよくあるパターン。近所のお姉さんが結婚したと思ったら、旦那とそこに住み始めた。田舎の家は広いからそれでも十分にやっていけるのだろう。

マイホームを建てるような、それどころか安アパートを借りるような経済力はなかったのだろう。でもイケメンだから許される。イケメン無罪。

まあ、親の介護問題とかあるんだろうけど。

 

イケメンは遠い親戚の家を紹介してもらう

隣のじいさんが死んだ。広めの庭の立派な一軒家。キャッチボールしていてボールを投げ入れてしまってよく怒られていた。声がでかくてマジで怖かった。

そんな怖いじいさんも年には勝てなかったらしい。

そして、一度も顔なんて見たこと無い人たちが住み始めた。遠い親戚らしい。お父さんはイケメンで、でかいバイクで通勤している。家庭用の車は軽自動車。

イケメンはマイホームが降ってくる。

日頃の人当たりの良さとかもあるのかもしれないが、少なくとも高校卒業までの18年間、彼の顔なんて一度もみたことなかった。イケメンだから紹介されたのだろう(これはひがみくさいか……)。

マンションや家を買う・借りる必要なんてない、そうイケメンならね。

 

ちょっと経済力があるイケメン?

山の上の方に住んでいる農家。山一つがその一族の土地というのは珍しくない。先祖代々の土地とかいってるけど、墾田永年私財法のときから受け継いでいるレベルの古さだ。

んで、その土地に子供が嫁連れて戻ってきて、田畑の一部を崩してマイホームを建てる。農家はマジで都会で嫁見つけて帰ってくるパターンが多い。しかもなぜか美人が多い。

そしてさらに、同じ要領で孫がまた田畑を崩してマイホームにする。畑が減る。安っぽい家なので景観が壊れる。

里山の自然を一番壊しているのは地元の農家だという皮肉。

家を建てる経済力があるだけマシかもしれないが、静かな土地に家が持てるって幸せだと思う。地方都市郊外でも2000万はするレベルの土地がタダである。庭付き一戸建て。

さすがに家を建てるお金まで親に出してもらっていることはないと思うが。

そして美人の嫁が来るだけあって、なぜか代々顔が良い。農家はイケメンが多い。少なくともうちの近所は。

 

委員長タイプの女の子が農家の息子と結婚した

きれいで優秀な女の子だった。だけど社会人になって仕事に恵まれず、いろんなところでパートしていたらしい。田舎には優秀な人間を使ってくれる仕事がない。人がいない。

そして農家の息子と結婚した。その農家の息子は学校全体でも有名なアホだった。もちろん、卒業して改心して勉強しまくった可能性もあるが。アホでも委員長タイプの女の子(もう”子”ではないが)とくっつけるのが田舎だ。努力とかそういうのより土地、もとい親の経済力である。

その農家の息子は馬鹿だったが、イケメンだった。そして親が資産家(田舎では)。結婚するには十分である。いくら不勉強で不良だったとしても、顔と親の経済力が田舎では全てである。

 

顔と親の経済力が有利なのは都会でも一緒か

しかし都会では勉強は報われる傾向にある。

研究の内容と就職先のマッチングがしやすいという点である。

都会と地方では、自分の研究内容にあった企業を見つける難易度が違う。

なんといっても就活の移動宿泊費が桁違いである。家賃が高い? バイト代も高いだろ! こちとら時給500円で死ぬほど働かされてたんだよ! ていうか最低家賃はあまり変わらないぞ!

僕はマッチングしている途中で就職活動資金が底をつきて終わった。

その愚痴も書きたいところだが、また別の機会にしよう。

そもそもクソ田舎では、勉強していたら馬鹿にされる。かろうじてあるフランチャイズのカフェで勉強していても、超変人扱いである。自発的に勉強する人=変人である。

パソコンなど開こうものなら、怪しいハッカーに認定されかねない。ハッカーという称号はうれしいが。たぶんクラッカーとの違いがわかってない。

勉強は誰もいないところで隠れてしなければならない。

そして結局、勉強して行き着く先は公務員である。そしてそこでは研究など全く関係ない仕事を覚え、自分をだましながら生きるしかない。情けない話だ。

勉強して努力しても、都会の人間ほどには、報われないのが田舎である。*1

必死に勉強をする意味がないのである。その思考が村中に蔓延している。実際に立派と言われる周りの大人(医者以外)も、勉強していないのが普通である。

そして結局、勝つのは顔と親の経済力である。本人の経済力は全く関係ない。

貧乏でもイケメンなら「努力して将来稼ぐから!」と根拠ない自信を声高に叫べば、若い頃何をやっていようが女は「素敵! 抱いて!」とついてくる。親が経済力あるならほぼ確実である。

俺が同じことを言っても「市ねメンヘラニート」と句読点も打ってくれないだろう。

そもそも異性と話したのが何年前だったろうか。と考えていたら、そもそも同世代の同性とも長いこと話してない。そろそろ嫁を見つけて帰ってくるのだろうか。

 

イケメンなら、嫁の実家や遠い親戚の家を間借りして結婚生活を送るのが普通。経済力なんていらなかった。

そう、少子化の原因は経済力不足ではない。不細工が増えたからだ!(混乱)

*1:それでも勉強するしか打開策がないからやっているけど。