ベーシックインカムが注目されているようなので、
かつ星もらったんで少し書く。俗世にはうんざりしているのであまり書きたくないが、クソ資本主義が変わろうとしているので少し期待を込めて簡単に書く。言っておくがベーシックインカムの議論に関しては統計など無意味なので想像だけで書く。
ちなみに僕は、いまだに非正規底辺から抜け出せない孤独状態である。あまりにタイミングの悪いコロナショックでますます状況が悪くなった。
ベーシックインカムの実現は、もはや急務である。なぜなら資本主義が崩壊しかけているからである。
誰かが言い出すかと待っていたがあまり誰も言い出さないので、少し書く。
まず現状のコロナ対策として、コロナの補助金給付金は、飲食店などは配る、よくわからない業種には配らない、というある意味差別のようなものになっている。
役人が全知全能の神ならそれでもいいだろう。残念ながら違うようである。役人たちは(彼ら/彼女らが)理解できない怪しい業種には給付金を配らない。もしかしたらその業種こそ、次のイノベーションがあるかもしれないのに。イメージとか感情で決めている。理由はもっともらしくしているが。
貴重な財源の先を役人が選別していいのだろうか? 選別するくらいなら金額を減らしてでも無条件に全員に配った方がいいのではないだろうか。いや、絶対にそちらのほうがいい。去年の国民全員への給付金配布が最も賢い選択であった。しかしそれ以降はクソである。
現状の崩壊しかかっているクソ資本主義制度で(補助金などで)経済回復・経済成長を狙っても、(もらえない)誰かが犠牲になるだけである。よって大きな制度変更が必要になるが、ここではベーシックインカムを取り上げる。3つの条件を絞ると次のようになると考えられるので、書く。
ベーシックインカムの実現のためにすべきこと1 「補助金関連ゼロ」
「何かをやるには、まずしないことを決めなくてはならない」と誰か偉い人が言っていた。ベーシックインカムを実現したいのなら、同時に(コロナ前からあるものも含めて)補助金・助成金・給付金およびそれに類する配布金(以降、配布金)を全て廃止するべきである。
予想以上に多くの人(個人・法人含め)が政府から多くの配布金を受け取っている。
配布金の廃止とベーシックインカムを同時にして、かつそれに関する業務の人件費を全て削れば、ベーシックインカムの大きな財源になる。
コロナ禍の補助金支援金関連ではっきりしたが、政府にはもう正常な判断能力がない。ならば元来から存在した補助金・給付金・年金及びそれらに類するものを全てゼロにして、国民全員にベーシックインカムをした方がマシである。
ただ、実行するには強力なリーダーが必要だが、日本のエリートサラリーマンならいくらでも実行可能だろう。転職条件を見ればわかる。政府は勝海舟のような本当に実力のある人間を見つけ出して登用すべきである。*1
ベーシックインカムの実現のためにすべきこと2 「インフラ料金の上限管理」
ベーシックインカムが実現した場合、インフラの料金上昇が心配である。政府はインフラ料金の値上げに対しては厳しく見張る必要がある。携帯電話料金の値下げの実績があるのだ。電気ガス水道電車バスの料金など楽なものであろう。できれば米など基礎食品の値段も上げないで欲しい。ともかくインフラ料金をはじめ、代替財の少ない商品の価格は上限を設けるべきである。
ベーシックインカムの実現のためにすべきこと3 「社会保障の維持」
社会保障と聞いて誰もが医療費の3割負担を思い浮かべるであろう。しかし(過剰な治療を除けば)一般人の医療費などたかが知れている。ベーシックインカムを実現しても、現状と同じく医療費の3割負担制度は維持できる。4割負担くらいになるかもしれないが。
なぜ社会保障費の維持が必要か? ベーシックインカム反対派を抑え込むためである。これは極めて重要な点である。いちゃもんつけるやつらが最大の敵である。彼らを無視して実行はできない。
そのほか思いつく問題点と対策
ベーシックインカムの大きな問題点は、その財源である。歳出の中では社会保障費が最も大きいから、財源として全て回そう、と言われていたが、本当に圧迫しているのは老齢年金である(障害者年金は大した額ではないから除く。そもそも障害に関しては何人も個別の事情が想像不可能なので財源問題では考えるべきではない)。この際、老齢年金は完全に廃止して、ベーシックインカムにすればいい。要介護になろうが子供を連れ戻して、介護させればよい。二人ないし三人あわせれば、結構な額になるだろう。金額的には何も問題ないはずである。足りない分は、最初は国債を発行して補い、後々の財源はベーシックインカムが国民に浸透してから見えてくるはずである。
それっぽい本を下に貼り付ける。
以上。スターがつけばもう少し書く。